- ・VSTトリガーDRUMとは
- ・最初に何を買えば十分なパフォーマンスでVSTトリガードラムを演奏できるのか。
- ものすご簡単に説明してしまえば、
- ・オーディオインターフェイスとは
- ・MIDI(Musical Instrument Digital Interface)とは
- ・購入の注意点
・VSTトリガーDRUMとは
VSTトリガードラムとは、電子ドラムをただの「トリガー(信号発信装置)」として使い、電子ドラムのMIDI信号をMacに送り、Mac内で動作するAddictive Drums2などの高品質なソフトウェアドラム音源を鳴らすシステムのことです。
簡単に言えば、電子ドラムのパッドをドラムスティックで叩くと、その信号がMacに送られ、そこでスタジオ品質のソフトウェアドラム音が発音、再生されます。これにより、プロ仕様のドラムサウンドが楽しめます。
一般的な電子ドラムは、ドラム音をシンセサイザーで模倣しているため、ドラム音に似せたシンセ音を発音します。実際のプロのドラム音に近い波形を再現できるものの、まだ不十分な点も多くあります。例えば、ROOMマイク(部屋全体の音を拾うマイク)の音が含まれていなかったり、ビットレート(デジタル音質)が低く感じられたりすることがあります。そのため、楽器としての完全な地位を確立したとは言えないでしょう。
一方でmacなどのコンピューター内部で動く高品質なソフトウェアDRUMであるXLN AudioのAddictive drums2などはVST*1:Virtual Studio Technology、仮想スタジオ技術と言われていて、録音された本当のアコースティックDRUMの音が再生発音されるのです。プロのスタジオで録音されたスネアなどのオーディオデータが再生される(発音される)のですがついでにシンセサイザーの要素も付加されて発音再生されるのです、つまり音の長さやアタック音である最初の破裂音を編集したり、大げさにミュートしたりもできるのです、それらはボリュームエンベロープやADSRやADSSRと言われるシンセの機能です。
自分のDRUM SETであるMac Connect SAZABIはDFS:ディスクふにゃふにゃシステムというバランスディスクを使用した防音装置や、POMビーター2という棒がしなる消音ビーターを使用していますがそれはまぁいいとして、VSTトリガーDRUMで叩いて録音したテイクを2テイク提示してみたいと思います。
↑VSTトリガーDRUM参考テイク1
↑VSTトリガーDRUM参考テイク2
・・・とまぁこのように普通の電子ドラムの音を遥かに超越している事が分かるかと思いますが、しかしこの音の違いは実際に叩いてみて初めて解るのです。
・最初に何を買えば十分なパフォーマンスでVSTトリガードラムを演奏できるのか。
- 厚さ18mm、縦の長さ1380mm、横の長さ1220mm、程のラワンラバーなどの板
- バランスディスク4個
- 5万円程の中古の電子ドラム
- オーディオインターフェイス:自分の場合はFocusriteのSaffire PRO 24 DSPというオーディオインターフェイスです、最近ではFocusriteならScarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイス、soundhouseでは¥31,800とかですかね。MIDI INの端子がある物でないとできません。soundhouseでScarlett 4i4(gen.3)はなんとaddictive drums2が無料で付いてきます!!
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MIDIケーブル
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xln audioのaddicitive drums2
ひょっとしたら13万円以内で済むかもしれないですね、何と言ってもmac proがどんどん値下がりしていく事と、FocusriteならScarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイスにaddictive drums2が無料バンドルされている事も低価格の要因ですね。
まぁその・・・addicitive drums2を買ったら僕がアップロードしたpreset fileをダウンロードして使ってみてください。最初からいきなり完璧なフィルターを通過するのでCDみたいなプロのドラムの音です。
しかしながらその後に徐々に電子ドラムの方をアップグレードしていかないと納得はいかないでしょうな。具体的にはハイハットのスタンドをちゃんと買ってアップグレードする、ちゃんとチョークできるシンバルにする、3ゾーンのYAMAHAのスネアにする、位置情報出力のRolandのスネアにするとか、僕のMC SAZABIのようにドラムラックをしっかり構築していくとか、ツインペダルをDW9000とかpearlのブラックデーモンにするとか、そういった事で予算も追加されていくでしょうな、そしてその途中経過が異様に楽しいでしょうな。
まぁその・・・Rolandの妙にでかい14インチ?のフロアタムとかありますけども・・・あれを買ったからと言って音は何も変わりませんよ・・・・邪魔だし値段が高いし部屋が狭くなるし、僕はフロアタムは8インチの普通のゴムのあの有名なpadから絶対に変更するつもりはないですし1ゾーンで十分ですしフロアタムのリム?は必要ありません、それより練習した方がいいです。8インチのpadに僕のpreset fileを通過させた方が一瞬でCD並みのプロのフロアタムになりますぜい!
rolandで18、20、22インチ?のバスドラムがありますよね?あれ買ったら僕のMC SAZABIを支えているDFSS(ディスクふにゃふにゃサスペンションシステム)の板には収まりませんし、あれを買ったからと言って音は変わりませんし妙に邪魔で値段が高くて部屋が狭くなります。
近頃僕も悟りの境地に入って来て、はっきり言ってシンバルやハット以外は全部8インチでいいという事に気がつきました。寄せて速打ちに有利だしコンパクトで妙に近未来的でGOODです。ゴムの有名な8インチのpadも安いし優秀ですな!
なので・・・5万円の中古の電子ドラム、トリガーセクションとでも言ってしまおうか・・それをアップグレードしていく部分は、モジュールを追加したり、モジュールをDTX700とかに変更したり、ハイハットスタンドをちゃんと買って13インチ?のでかいハイハットPADをセットして、チョークできるシンバルPADを追加して、8インチのPADを追加して、3ゾーンのスネアPADを追加して、kickpadもrolandのkd-9とかにしてって感じです。
中古の車を買うよりも圧倒的に安く済んでしまうし、スクーターを新品で買うよりも安く済んでしまうのです。
だんだん需要が増してだんだんコンピューターも電子drumも安くなっていくのである。
30年前ならこれらのVSTトリガーdrumシステムは300万円はするかもしれない。
ものすご簡単に説明してしまえば、
- 最初にバランスディスクを4個買ってきてそれをスライムキングみたいに大きくなる程に空気を入れて
- その上にドラムスローン(椅子)とdrum setを全部乗せれる程の大きい板を乗せて
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その板の上に中古の電子ドラムとスローンをポンと乗っけて
- 電子ドラムのモジュールとオーディオインターフェイスをMIDIケーブルで繋げて
- オーディオインターフェイスと中古のMac Proを繋げて
- mac proにxlnのaddictive drums2をインストールして
- オーディオインターフェイスとオーディオ機器を繋いで音が出ます
- そしてついでに消音ビーターであるPOMビーター2を作ってしまえばいい
・適当に合計金額を計算してみました
先ほどの推奨アイテムを自分の購入履歴等を見て計算してみました。これは送料は入っていません。addictive drums2は<Focusrite、Scarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイス(soundhouse)>の中に無料バンドルされています。
アイテム | 単価 | 個数 | 金額 |
ラワンラバーの板 | ¥9,100 | 1 | ¥9,100 |
バランスディスク(直径が35cm程の物) 4個 | ¥1,600 | 4 | ¥6,400 |
中古の電子ドラム | ¥50,000 | 1 | ¥50,000 |
Focusrite、Scarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイス(soundhouseではaddictive drums2が無料バンドルされている) |
¥31,800 | 1 | ¥31,800 |
中古のmac pro [2013/12コア/64G/1T SSD](2024年9月10日の時点で¥32,208) | ¥32,208 | 1 | ¥32,208 |
JAPANNEXT ジャパンネクスト JN-IPS2801UHDR [JAPANNEXT 28型 IPS 4K液晶モニター 3840x2160 HDR対応] | ¥33,300 | 1 | ¥33,300 |
Magic Trackpad 2 (MK2D3ZA/A) 中古 | ¥9,000 | 1 | ¥9,000 |
Magic Keyboard (MK2A3J/A) 中古 | ¥7,000 | 1 | ¥7,000 |
MIDIケーブル 4m | ¥650 | 1 | ¥650 |
PEARL BW-100 2個 | ¥1,280 | 2 | ¥2,560 |
ポリペンコアセタール丸棒 | ¥219 | 1 | ¥219 |
絶縁キャップ | ¥377 | 1 | ¥377 |
端末保護キャップ | ¥278 | 1 | ¥278 |
アメゴムチューブ | ¥605 | 1 | ¥605 |
合計金額 | ¥183,497 |
・・・なるほどなるほど・・・合計で¥183,497ですね、、、これはmacの性能に関しては僕のVSTトリガードラムセットMac Connect SAZABIを超えていますよ、、僕のは6コアしかないですししかも当時は中古で13万円以上した気がする。とにかくこの¥183,497でVSTトリガードラムのセットを作れるのですがこの時点で僕のpreset fileをダウンロードすればもう究極の音が出ますよ!!もちろん初期は中古の5万円の電子ドラムを推奨しているので確かにハイハットスタンドとかはないでしょうが、しかし最初なのでトリガーセクションは5万円で良いのです。まず初めにディスクふにゃふにゃシステムやPOMビーター2を作って、ちゃんとaddicitive drums2を発音させるのです。大体完成して音の凄さが分かると後からドラムアップ*2したくなるので後からパッドを3ゾーンにしたりハイハットスタンドを買えば良いのです。
・オーディオインターフェイスとは
オーディオインターフェイスは、Mac ProやMacBook Proなどに接続する外付けの周辺機器で、音楽制作や録音、パフォーマンスにおいて非常に重要な役割を果たします。以下のように、さまざまな役割を持っています:
オーディオインターフェイスの役割
- アナログ信号をデジタル信号に変換: マイクやギターなどから送られてくるアナログ音声信号をデジタル信号に変換し、Macに送信します。これにより、音声や楽器の録音が可能になります。
- MIDI信号の送受信: MIDI対応機器(電子ドラム、キーボード、シンセサイザーなど)から送信されるMIDI信号をMacに送信します。逆に、Mac内のMIDIデータを他の外部機器に送信することもできます。これにより、macが外部のシンセサイザーを操作したり自動演奏したりできます。
- デジタル信号をアナログ信号に変換: Mac内で再生されたデジタル音声をアナログ信号に変換し、スピーカーやヘッドホン、外部のオーディオ機器に送信します。これにより、PC内の音源を外部スピーカーで高音質に再生することが可能です。
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オーディオインターフェイスとDAW(Logic)との関係 :オーディオインターフェイスがあることで、DAWソフトウェアであるLogic Proのような音楽制作ソフトを使って、マイクの音声や楽器の録音を行うことができます。インターフェイスを通じてアナログ信号がデジタル信号に変換されるため、録音されたデジタルオーディオファイルはLogic内での編集、エフェクト処理、ミキシングが可能になります。また、MIDI信号も同様に扱うことができるため、Logicを通じてVST Pluginのソフトウェアドラムやソフトウェアシンセサイザーを発音させたり、MIDI信号を記録したりできます。 オーディオインターフェイスがなければ、録音のクオリティが低下したり、遅延(レイテンシー)が発生し、音楽制作の作業がスムーズに行えません。そのため、DAWソフトでの録音や制作には、オーディオインターフェイスが不可欠な存在となります。
オーディオインターフェイスは、アナログとデジタルの橋渡しをする重要な装置で、音楽制作環境においてその精度と性能が音質に大きく影響します。
・MIDI(Musical Instrument Digital Interface)とは
MIDIは、音楽機器同士が情報をやり取りするための規格です。簡単に言うと、音楽機器(例えば電子ドラムやシンセサイザー)が「どの音を、どのタイミングで出すか、鍵盤やドラムパッドの叩く強さはどのくらいか、鍵盤を離した時の信号、ハイハットをどれほど開けたのか、エフェクターのプリセットを切り替えるのか」などの情報をデジタル信号で伝える仕組みです。
MIDIの主な役割:
- 音の指示を伝える: MIDI信号は「ドラムのスネアを強さ70で叩いてください」といった指示をデジタルで送ります。これにより、例えばmac内のソフトウェアドラム音源がその指示に従って正確に音を発音、再生します。
- データの記録と再生: MIDIデータの記録やRECでは音そのものを録音するわけではなく、「どの音が、どのタイミングで、どれくらいの強さで鳴るか」などのMIDI情報を記録します。これにより、後でこのデータを使って同じドラムパターンを再生できます。
- 機器の連携: MIDIは複数の機器を繋げて操作するための共通言語です。例えば、MIDIキーボードから送られた信号をVSTシンセサイザーが受け取って音を出す、といったことが可能です。
VSTトリガードラムでの使い方:
- MIDI信号の経路パターン1:
- 電子ドラムのスネアPADを叩く。
- PADに内蔵されたピエゾマイクがノイズを拾う。
- 電子ドラムモジュールのトリガー端子がそれを拾う。
- 電子ドラムのモジュールがそれを判定しMIDI信号を送信。
- MIDIケーブルを通ってMIDI信号はオーディオインターフェイスに渡される。
- Macに渡される。
- VST Pluginであるソフトウェアドラム(例: Addictive Drums 2)がMIDI信号を受け取り、高品質なスネアの音を発音。
- デジタル音はオーディオインターフェイスでアナログに変換され、オーディオ機器に送信。
- スピーカーからスネアの音が出る。
- MIDI信号の経路パターン2:
- 電子ドラムのスネアPADを叩く。
- PADに内蔵されたピエゾマイクがノイズを拾う。
- 電子ドラムモジュールのトリガー端子がそれを拾う。
- 電子ドラムのモジュールがそれを判定しMIDI信号を送信。
- MIDIケーブルを通ってMIDI信号はオーディオインターフェイスに渡される。
- Macに渡される。
- Logic Pro XなどのDAW(シーケンサー)に渡される。
- VST Pluginであるソフトウェアドラム(例: Addictive Drums 2)がMIDI信号を受け取り、高品質なスネアの音を発音。
- デジタル音はオーディオインターフェイスでアナログに変換され、オーディオ機器に送信。
- スピーカーからスネアの音が出る。
パターンの再生:
MIDIデータを使って複雑なドラムパターンを自動で再生できます。これにより、手動で演奏するのが難しいリズムやパターンも簡単に作成できます。
MIDIは音楽制作の基礎であり、VSTトリガードラムや他の音楽機器と連携するための重要なツールです。理解しておくと、音楽制作がよりスムーズに進むでしょう。
・購入の注意点
・オーディオインターフェイスの購入の注意
自分の場合はFocusriteのSaffire PRO 24 DSPというオーディオインターフェイスです、それは96khzで録音再生でき、MIDI INがあるのでmacへMIDI信号を受け渡しできますし、出力は最大で6個もあるのでつまり5.1chサラウンドアンプに送信でき、又Logic Pro Xの5.1chサラウンドモードにも対応できます。
最近ではFocusriteならScarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイス、soundhouseでは¥31,800とかですかね、注意点はMIDI INの端子がある物でないとソフトウェアドラムを演奏できません。
そしてFocusrite、Scarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイスはsoundohouseで見ると無料で追加されるものがあります、それは以下のとおりです。
バンドル・ソフトウェア/ライセンス
- Ableton / Live Lite
- Antares / Auto-Tune Access
- Brainworx / bx_oberhausen
- Brainworx / Bx_console Focusrite SC
- Brainworx / bx_masterdesk
- Softube / Marshall Silver Jubilee 2555
- FOCUSRITE / Red 2 & 3 PLUG-IN SUITE
- XLN Audio / Addictive Keys
- XLN Audio / Addictive Drums 2: Studio Rock Kit Relab / LX480Essentials Focusrite Plug-in Collective Avid / Pro Tools サブスクリプション 3か月分
- Splice Sounds サブスクリプション 3か月分
なんと!!
よく見るとAddictive Drums2とStudio RockのADpakがバンドルされています、つまり無料でAddicitive Drums2がついてくるのです、しかもStudio Rock KitなのでTAMAのバスドラムやPaisteのハイハットが使えます。
Focusrite、Scarlett 4i4(gen.3)USBオーディオオンターフェイスはしかも192khzで録音再生できますね・・・なので僕のmac proは<mac pro/2013/6コアCPU/64GB RAM/1T SSD>で当時中古で15万円もしたけども<mac pro/2013/12コアCPU/64GB RAM/1T SSD/2024年9月10日の時点で¥32,208>を使えば192khzでaddictive drums2を鳴らしたとしてもCPU負荷でデジタルノイズが出ることもないでしょうな、しかもハイレゾの96khzを超えた192khzで録音ができるのだ。
・シーケンサーはなくても良い
おすすめのシーケンサーやDAWソフトはLogic pro Xなのですが特にこのDAWソフトなしでもVSTトリガードラムはできます。
addictive drums2だけを起動してオーディオインターフェイスを選択し、サンプルレートやバッファレンジを選択してMIDI信号でaddictive drums2が鳴りますし、addictive drums2を3個起動して音色を増やして鳴らすこともできますし、192khzという高ビットレートで鳴らすこともでき、遅延も8ms・・・つまり1000分の1秒×8という程の遅延しかありません。3個以上の複数起動もできます。
もちろんLogicを経由してエンバイロメントを駆使してaddictive drums2を複数鳴らす事もできますし、オーディオで録音、MIDIの記録、編集もできます。